農薬についての考え方

葡萄園たちばなやの葡萄は、農薬や化学肥料を正しく使っておりますので、
自信を持ってご提供させていただいております。

葡萄栽培の考え方や取り組み方、農薬についての考え方などを知っていただき、ご理解とご協力をいただくことで、
お客様に見えるかたちで「安心」「安全」を提供してゆければと考えております。

農業や農法についての考え方は、それぞれの農家で違う考えを持っていることでしょう。
有機農法や自然農法、無農薬農法に慣行農法など、どれも素晴らしい考え方・農法です。
お客様の多くは「安心」「安全」を求められており、生産者はそれに応えていくべきだと思います。

葡萄園たちばなやの農法は、色々な農法のいいところは素直に取り入れ、
必要な農薬は予防の為に散布し、自信をもってお客様に葡萄を提供できるといった、
「環境を考え、無駄な農薬や化学肥料を極力減らし、葡萄のことを考える農法」です。

もちろん、葡萄栽培においても、無農薬や除草剤を使わないにこしたことがないと思います。
しかし、葡萄の場合は一度でも病気が多発すると、園内の病原菌の密度が上がるために、
通常の防除回数では抑えきれなくなり全壊する恐れもあります。

そのため全く農薬を用いず雑草や病害虫を人の手で防除することは大変困難であり、
多大な労力とコストが必要となるので、“予防”として農薬を使用することで、
結果として、限りなく農薬の使用を抑えた栽培につなげております。

人間で例えるならばインフルエンザの予防注射のように、
葡萄にも、病気を防ぐための最小限度の農薬を散布してあげ、
万が一病気になった場合には、病院に行って診察をしてもらい薬を飲むように、
葡萄にも、病気の原因である病原菌や害虫への適切な農薬を散布してあげるといった考え方です。

葡萄園たちばなやでは、なにより葡萄の一房、一粒をとても大切に育てています。

確かに最近の農業は機械、化学肥料、農薬に対する依存がとても高く、
そのために地力の衰え、水の汚染、抵抗力をつけた病害虫の増加などの問題があり、
とても嘆かわしく感じております。

そういった問題を考慮した、未来につないでいけるような農業をしてゆかなければならないと思います。

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